hitorigusa’s blog

漢字で書くと『一人草』好きなことを書く。書き流す。

「言ってはいけない」という本

最近なんかウソをつくのが苦手というか・・・例えばウソをついた方がお互いハッピーなときとかあるじゃないですか。そういう時につい本音が出てしまうみたいなことが多くなりました。しかし、ストレスの量というか質は以前と全く変わっていません笑

 

あ、本の話だ!

すいません。今日はある本の感想を書こうと思ってブログを書いています。

それは「言ってはいけない  残酷すぎる真実」(著 橘玲)です。

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

 

 

 正直に言ってこの本僕が今まで読んだ本の中で一番気分が悪くなりました(笑)

理由は簡単でどの章もズバズバと切り込んだ事しか書いていないから。現代だとおそらく100%テレビ放送できない内容です。

 

まずこの本に興味を持ったら目次を見ることをお勧めします。

というのも先程書いた通り内容が非常に本質を突いた内容ですので目次を見るて読む読まないを決めて大丈夫だと思います。別に読まなかったら人生損するって内容でもないと思うので笑

 

大きく分けて3つの章に分かれます。

  1. 『努力は遺伝に勝てないのか』
  2. 『あまりにも残酷な「美貌格差」』
  3. 『子育てや教育は子どもの成長に関係ない』

です。どのタイトルも鼻をへし折られたような痛みを感じそうなものです。しかし、それぞれの章の後半はそこまでこの主題に関係するものではなくなります。例えば1.の中では主に5個の話があります。この章の最後の話は「反社会的人間はどのように生まれるか」という題名です。このように話が少しづつ派生していきます。

 

この本では主に遺伝子学的な側面から解説しています。しかし、作者は遺伝子学の学者ではありません。作家です。そのため参考文献を元に話を進めていきます。

 

全く世界は酷い。この本に書かれていることが本当ならばある意味、人間は本当によくできた生物だと思います。読んでいて心地よい話はほとんどありませんでした。これが現実だと突きつけられた感じです。

 

でもそこが作者の狙いなのだと思います。まえがきにはこう書かれています。

テレビや新聞、雑誌には耳触りのいい言葉が溢れている。メディアに登場する政治家や学者、評論家は「いい話」と「わかりやすい話」しかない。でも世の中にいいことしかないのならなぜこんなに怒ってるひとがたくさんいるのだろうか。(略)世界は本来残酷で理不尽なものだ。その理由はいまたった一行で説明できる。

ひとは幸福になるために生きてるけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

世の中本質が見えないことでいっぱいですよね。吉本の社長の会見とか年金の問題とか宮迫さんの会見とか。僕も良くできた人間ではないのでウソもつくことがあります。

 

この本は本質をつくという一点においてはとても面白いと思います。参考文献を元にしているので確かに「わたしの研究では・・・」のような言葉は出ませんが説得力はありますね。

知識を増やすって意味ではこの本は面白かったです。想像していたよりは読みやすかったです。

 

この世界は残酷でみんな平等はありえない。しかし、その事実に目を背けることなく見ることも大切だ。と主張しているのだと思います。

 

本の内容もそんなに話してないし、書評と言うにはあまりにもお粗末で文の構成、内容もコピー用紙のように薄くて軽いですがお許しください。最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

次回もあるかもしれません。(笑)

 

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